<プロジェクトの経緯> <プロジェクトの成果>

 2010年度スタートした「いせはら楽農教室」は、伊勢原の若き酪農家、石田陽一さんと若者たちが共同で行う酪農体験プロジェクトです。牛の餌やりや乳搾り等を行います。「酪農を通して、命の尊さや食の大切さを多くの人たちに伝えていきたい」、それが、消費者の近くにいる都市近郊の酪農家の使命と考える石田さんの思いに共感した若者たちが集まり「らくのうし隊」と名乗り、プログラムのコンセプトづくりから企画や集客、準備、当日の運営まで行いました。

 今年前半にプログラム作り等の準備を進め、10月に第1回の楽農教室を実施しました。しかし、当日の参加者はゼロ。近隣の小学校の運動会と日程が重なった不運もありましたが、第一歩からの挫折。企画そのものに無理があるんじゃないだろうか…そんな考えもよぎりましたが、気持ちを切り替え、広報戦略を練り直し、2ヶ月後の12月に再度開催。ついに、お客さんをお招きすることができました。その後は2月にも実施し、今後、継続していく体制が整いました。

  

 <プロジェクトの流れ>

 

 ① 酪農修行
   自分たちが酪農のことを知らなければ楽農教室はできない。そう考えてメンバーたちは石田

  牧場に泊まり込み、酪農修行を行いました。酪農家の仕事がどういうものか身体で感じ、その

  うえでプログラムを考えました。

 ② 予行演習、そして・・・
   本番実施前に大学生を招いて予行演習を行いました。参加者の好評を得て、これで本番も大

  丈夫。そう感じながら、いよいよ、第1回目を迎えました。しかし、参加者はゼロ。どうしたら

  お客さんが来てくれるのだろうか・・・。

 ③ 楽農教室スタート
   前回の失敗を踏まえて広報に注力し、農協や企業の協力も得て、12月、ついにお客さんを招

  いての楽農教室が実施されました。こどもたちの笑顔と参加者からの喜びの声に勇気づけられ

  ました。今後も継続して開催します!

 

<プロジェクトメンバーのコメント>

 私たちらくのうし隊は、主催者でありながら一番の学びを得て、参加者のよう
に楽しみながら活動しています。子どもたちの牛を見たときの反応や、夢中にな
って餌をやっている姿は、この楽農教室の意義を感じる瞬間です。また、親御さ
んも子どもに体験させたことはあっても、実際に自分たちが乳搾り体験をする機
会は意外とないようで、とても喜んでくれます。このような親子での体験の共有
ができるのは、この楽農体験ならではです。今後もより一層、石田さんの想いや
酪農の豊かさを伝えられるような活動をしていきたいと思います。

<石田陽一様(石田牧場)からのコメント>

 市近郊という石田牧場の立地条件を活かし、牛を通じてたくさんの子ども達に「食べ物」と「いのち」の大切さを伝える。「いただきます」と心から言える子どもを育てる―。明確な目的のもと、らくのうし隊はチーム一丸となってプロジェクトを進めることが出来たと思います。最初はおっかなびっくりで牛を見ていた子が、恐る恐る乳房に手を当て、乳を搾り、いのちの温かさに気づいていく、この感動を学生たちと共有することが出来、私自身もとてもうれしく思いました。いのちの教育現場に学生を送り込むこのプロジェクトは、大変意義があり、今後もぜひ続けていきたいと思っております。

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